土佐山アカデミー 2014

豊かな自然が広がる、里山の風景。
                            一見、“自然ばかり”に見えるその風景のほとんどは、
                            その地の人々が代々手をかけながら、
                            丁寧に作りあげてきたものです。
                            人々は、自然の恵みを暮らしの中に取り入れ、仕事としながら、
                            その恵みをずっと受け続けていけるように、
                            手をかけ、工夫し、生きてきました。
                            里山仕事の知恵と技には、
                            これからの暮らしへの確かなヒントがあります。
                            その季節、その地ならではの里山仕事から
                            自然と生きる知恵を学ぶ旅。
                            暮らしに必要なものを、お金と交換するのではなく、
                            自分の手や感覚を使って、自然から頂く楽しみ。
                            土佐の山間で、日本の美しい風景を繋いできた、
                            そんな「生きる仕事」を見つけてみませんか? こんな方にむけて
                            ・自然と共にある暮らしを実践してみたい。 
                            ・自分の暮らしや仕事を見つめ直すためのヒントを得たい。
                            ・地域で暮らす足がかりをつかみたい。
                            ・日本の伝統や知恵を学びたい。
                            ・自分なりの働き方(生業)を見つけたい。 
                            ・地域資源の活かし方を学びたい。
                            ・地域に貢献する仕事がしたい。
テーマ
土佐山アカデミーのシリーズ・プログラムは、1年を通して定期的に開催され、その季節ならではの地域の魅力を織り交ぜた、日常ではなかなか得る事のできない学びの体験を提供しています。多岐にわたるプログラムは、次の各テーマで構成されています。
プログラム概要図
スケジュール
スケジュール概要図
プログラム
春編:森を食べられる人になる
世界で農耕が始まったのは、今から1万4千年ほど昔のことといわれています。
農耕のはじまりは、森の中にある植物を収穫し、そこから種を採り、森の外へと植えながら、
新たに森をつくっていく、というものでした。

自分たちの食べるものを見出だしながら、森を育んでいく。
森の豊かさを維持することで、肥料も農薬もなく、森から食べ物を頂いていく。
そんな森林農法が今、あらためて注目を浴びています。

生命力溢れる春の山には、野草や山菜、薬草まで、豊かな食材が溢れています。
そんな食材を見つけ出す方法を身に付け、採れたての味を楽しみながら、自然のチカラに触れ、
本物の春を存分に味わってください。

プログラム内容:

食べられる野草を探す
春の山は、木々や草花が次々と芽吹き、毎日のように風景が変わっていくほど。この時期、達人と一緒に山を歩けば、10種類以上の食べられる山野草を見分けられるようになります。山の中の豊かな食材を見つけられるようになった後は、おいしく料理していただきます。そのまま煎じて飲める山茶の木も探します。

薬草マスターになる
山の小道は少し歩いただけでも、たくさんの薬草を見つけることができます。その見分け方から、薬効、そして使い方まで、山を歩きながら教わりましょう。

土の中の宝を見つける
春の恵みといえば竹の子。美味しい竹の子は、土から芽を出す前のものを見つけ出すのがポイント。地中に眠る竹の子を見つける方法から、傷をつけずに掘り出す方法まで、地元の達人に教わりながら実践していきます。土佐山では“幻の竹の子”とも呼ばれる、真白の竹の子が見つかることも。採れたての竹の子には、アクがまったくありません。生でスライスしてそのまま食べる“幻の竹の子”は、まさに春だけの贅沢!

採りたてを食べる
山から流れるせせらぎのまわりに生えるワサビ、完全有機で育てられたウドなど、季節の山菜を収穫し、その場で料理していきます。採りたての山菜の強い香りとほろ苦さ。春ならではの味覚を堪能してください。葉ワザビはビン詰めにしてお持ち帰りいただきます。
夏編:水の恵みを活かす人になる
夏は、源流域ならではの水の恵みを感じるのに、一番の季節。平成の名水百選にも選ばれた清流、鏡川源流域の魅力を存分に楽しみながら、水の恵み、川の恵みを活かす達人を目指す3日間。

美しい湧水、それを育む森、そして清流の中で育まれるさまざまな生き物たち。
それぞれのしくみやつながりを知ると、川の流れやそのまわりに広がる風景が、とても豊かな物語をもったものに見えてきます。

透き通る川の流れの傍らで、夏の暑さを吹き飛ばしながら、川ガキ大人版になるもよし、捕れたての川魚を味わうもよし。未来のエネルギーのあり方が見える場所にもご案内します。

プログラム内容:

源流シャワーハイキング 小さな滝を越えながら、源流を辿ってシャワーハイキング。土佐山ならではの巨大な川岩が造り出す、手つかずの天然のプールもあちこちに登場します。

川のストーリーを知る
季節によってがらりと表情を変える川の姿、その川を取り巻く森との関係、川に棲む生きものたちの暮らしぶり、などなど、川を数倍楽しむために、川にまつわる様々なストーリーを紐解いていきます。

川のプロ、川ガキになる
マスクとスノーケルをつけて覗く川の中は、すぐそこにある別世界。初めて挑戦する方でも、ちょっとしたコツをつかめば、川の中を優雅に泳ぎまわる鮎たちを間近に見ることもできるようになります。泳ぐのはちょっと苦手、という方でも、川で楽しむ方法は他にもたくさんあるのでご安心を。川ガキワールドへようこそ。

川魚をつかまえる・食す
自分の手を使って、川魚を捕まえてみる。捕ったばかりの魚を、竹串を使って河原で焼いてみる。余裕があれば、火起こしにも挑戦してみましょう。

水からエネルギーをもらう方法を知る
土佐山には、地域内で使うエネルギーを自然エネルギーでまかなうために、小水力発電の取組みが始まっています。その現場は、地域レベルで取り入れることのできる、これからの自然エネルギーのあり形を、具体的にイメージできる場所です。
秋編:とことん収穫する人になる
収穫の秋。土佐山も豊かな実りの季節を迎えます。
柚子や生姜、高知ならではの珍しい竹の子、四方竹など、秋の食材の現場を訪ねます。

無農薬・有機栽培、土づくりからこだわりをもって育て上げられた野菜や果物たちは、驚く程、力強い生命力に溢れています。そんな秋の恵みを、自分たちの手で収穫し、食べ物のルーツを知りながら、本物の旬の味を楽しみます。


プログラム内容:

有機柚子の収穫
見た目の美しさを重視されがちな柚子、店頭で手に入れることのできる柚子は、ほとんどが農薬や消毒のなされたものです。そんな中、土佐山には無農薬にこだわって柚子を作り続ける柚子農園が点在しています。皮をそのまま使う柚子だからこそ、見た目よりも安全や美味しさ、香りのよさを優先して選びたいところ。貴重な有機農園はこの時期、何ともいえない爽やかな柚子の香りに包まれています。

手絞り柚子酢づくり
柚子の果汁を絞ってできる「柚子酢」は、そのままドリンクにしたり、すし酢として活用したりと、使い方は万能。柚子ならではの効能や効果もあり、土佐の料理には欠かせない存在です。収穫したばかりの柚子を使って、手絞りの柚子酢を作り、お持ち帰りいただきます。

有機生姜収穫
カラダをぽかぽかと温めてくれ、冬の食卓には欠かせない存在の生姜も、柚子と並んで、有機栽培が難しいといわれています。土佐山のふかふかの土で育った有機生姜はとにかく立派。土からほっこりと掘り起こした時、まずはその大きさと力強さにびっくりするはずです。

生姜つぼ訪問
収穫されたばかりの生姜、新生姜には、私たちが普段使う生姜のような辛みがありません。収穫した新生姜は、一定の温度に保たれた貯蔵庫に一旦保管され、その間にあの独特の辛みが生まれてきます。土佐山はその貯蔵庫も自然派。横数十メートルに掘られた洞窟“生姜つぼ”が天然の貯蔵庫です。

四方竹収穫
土佐では秋にも竹の子が取れます。切り口が四角いことから四方竹と呼ばれるこの秋の竹の子は、ぽきぽきと折りながら、簡単に収穫することができます。収穫したての四方竹を料理して、コリコリとした独特の食感を味わってください。

冬編:山を感じ、木と暮らす
山を見たときに、皆さんは何を感じますか?
日本の国土面積の大半は森林で、森林率は7割と言われています。でもその中で、人の手が入っていない山はごく僅かしかありません。自然いっぱいに見える山の風景も、実はその多くが、先人たちがひとつひとつ丁寧に植えてきた木々によって成り立っているのです。

生活の土台である家づくりから、暮らしの道具、そして日々のエネルギーまで、かつて木は、いつも私たちの暮らしの側にありました。現在のライフスタイルの中では消えゆきつつある、昔ながらの木のある暮らしを体験すると、その温もりに驚かされます。

このプログラムでは、山がどのように構成されているのかを知るところから始まって、実際に木を伐り、薪で火を起こしたり、道具をつくったりするところまで、木のある暮らしのいろはを学びます。カラダ全体でたっぷりと木の魅力に触れ、少しでも山を身近に感じてもらう事ができれば幸いです。山を見る目が、きっと変わります。

プログラム内容:

山に入り、山を知る
実際に山に入って、山の植生、生態系についての理解を深めながら、自然の一部としての私たち人間の役割を考えてみましょう。フィールドワークを通して、自然の持つ豊かさを最大限に引き出し、その価値をさらに高める力、山仕事の基礎を養っていきます。

伐採体験
木を切る、と一口に言っても、そこには長年培われてきた知恵と技が凝縮されています。地域の達人に木を伐る技を学びながら、山から木が運び出れるまでを実際に体験します。倒れる方向を上手く読みながら、木を操るその技にきっと驚く事でしょう。

薪割り
山から運び出した木を、暮らしの中で使っていくために、薪割りは欠かせません。斧や鉈を使って木を割る作業はまさに全身運動。上手く割れたときの気持ち良さは格別です。薪に火を点ける前に体がぽかぽかと温もってきます。

火起こし
煮炊きしたり、お風呂をわかしたり、はたまた暖をとったり、私たちの暮らしの原点の一つである「火」は、かつては日常の至るところにあり、その扱い方を学ぶ機会が多くありました。木と自分の手を使って火を起こす技を実践し、様々な火起こしと焚き火の技を学びます。

木のスプーンづくり
暮らしを彩る生活道具を自分の手で作ってみます。今回は木のスプーンづくり。ものづくりには欠かすことのできない、そこにあるものを使って、必要なものはまず自分でつくってみる事に挑戦です。世界で一品だけのあなたの道具、愛着が湧く事間違いありません。
受講生の声
 食・住・エネルギーやナリワイ、それぞれの根本を見つめ直し、プロセスを学ぶことで、実はそれらを自分たちで創りだすことができるということを知りました。今まで思いもつかなかったこれらのことを実際に経験したことは、とても新鮮な驚きでした。
 
 アカデミーは素晴らしいスタッフの方々と面白い講師の方々がそろい、たくさんの気づきや刺激を与えてくれ、実際体験させてくれる場です。これからのあり方を考える上でも、価値あるものを得ることができ、かけがえのない貴重な時間を過ごせました。アカデミーのスタッフの方々や受講生たちとの出会い、共にたくさんの時間と体験をシェアできたことは、とても大きかったです。
 

2013春期プログラム受講生


 土佐山アカデミーでの講座は、どれもただ行うだけ、楽しいだけ、ではなく「なぜそれを行うのか」という背景まで考えさせてくれました。なぜ「種と土」の話なのか、火について学ぶのか。いくつかのテーマに分かれていて一見バラバラのようだけど、根っこの部分で本質がつながっています。自然と調和した暮らしとは何なのか、頭で考えたり、体を動かしたり、大きなシステムで捉えたり、身近なものを観察したり。マクロとミクロの視点をいったりきたりしながら、自分事に落とし込む作業が面白かったです。
 

豊田萌さん(2013春期プログラム受講生)


 アカデミーに参加した感想は「楽しかったー!!」の一言に尽きるのですが、真面目に答えると、様々な人との繋がりが出来たこと、そしてそれによって自分自身の価値観・世界観が大きく拡がったことが良かったことです。
  
 土佐山アカデミーに来るまでは、「地産地消が出来るお店を持ちたい」という漠然とした意識を持っていたのですが、F1種や在来種のこと土づくりのことを学び、購入する以前の作る側の立場や現状を知ることで、自分が料理という得意分野を活かして今後どのように活動したら良いのか、持続可能な社会を作るためにどのような生活をするのかということを考えるきっかけをもらいました。
 

藤田紘子さん(2012夏期プログラム受講生)

 
応募要綱

受講料

各回 29,000円(1回のみでも連続でもご参加頂けます。)

お申し込み方法

今後随時更新される、各プログラムの詳細ページのフォームよりお申し込み下さい。

土佐山までのアクセス

他県からの交通アクセスは飛行機(羽田空港より約2時間)/鉄道(東京駅より新幹線で約6時間)/夜行バス(新宿駅より約11時間)になります。詳しいご案内はこちらをご覧下さい。

お問い合わせ

プログラム全般についてのお問い合わせは下記フォームからもお受付致します。お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせはこちらから
お名前
ふりがな
性別  女性 男性
年齢
ご住所
電話番号
メールアドレス
お問い合わせ内容
 

トップページへ戻る